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特集

こんなケース、あんなケース
私たちの直売所!!

不況風が吹き荒れ、消費者は財布のヒモを固くする今、規模は色々ながら直売所が見直され、集客能力を持ち始めている。なぜなのだろう?
 不況風が吹き荒れ、消費者は財布のヒモを固くする今、規模は色々ながら直売所が見直され、集客能力を持ち始めている。なぜなのだろう?

 直売所の一番の特徴は、「生産者が消費者の前に品物を並べ、直接売る」ということだ。生産者にとって消費者の立場は、商品を評価する審査員のようなものだ。一般流通で審査員の役目を果たす仲買人や、農協の職員も実は、消費者という本当の審査員の、意向を反映させているだけなのだ。しかし、この反映のさせ方に、問題が生じ始めている、消費者の意向を正しく伝えられないケースが出始めているのだ。

 「消費者は、見栄えの良いものよりも、同じ味ならば少々見栄えが悪くても、安いものの方を評価する」とか、「より安全なものに、高い評価を与える」とか「とにかく、おいしいものが一番」とか…。

 消費者の購買意欲を刺激するものは何だろう?「品質と、値段のバランス」だ。品質が良ければどんなに高くても良いわけではないし、また口に入れる物が「安かろう悪かろう」で良いはずもない。消費者のニーズに沿ったものを生産し、流通経費が少ない分バランスのとれた価格で販売できる強みが直売所にはある。

 そして、消費者にとってもう一つの利点は、「生産者=良きアドバイザー」だということだ。 本当の審査員の評価を生産者が直接肌で感じられるのが直売の最も素晴らしいところではないだろうか。


顧客の買う気と農家のやる気を引き出す

JA花園農産物直売所
〒369-1246 埼玉県大里郡花園町小前田554-3
TEL0485-84-1364

 埼玉県はブロッコリーやホウレン草で全国一の生産を誇るなど、野菜生産に力を入れた県であり、有人農産物直売所の数も東京に次いで第2位。その中でもJA花園の運営する花園農産物直売所は、全国からJA農産物直売所の中での成功例として脚光を浴びている。

 花園農産物直売所は、関越自動車道花園インターから観光名所である秩父地方への通り道、国道140号バイパス沿い、インターから1kmほどの所に位置する。春は新緑、秋は紅葉狩りと多くの観光客が秩父を訪れる。その行き帰りに花園直売所に寄り、野菜、植木、切り花等を買っていく。年間売り上げ高は9億1千万円、1年に100万人近くの人が足を運ぶ。

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