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思考索語

百貨店が一貨店に喰われる日

消費の二極分化とは、そして、その現象の起きた時代('80)とは何だったのか。
 消費の二極分化とは、そして、その現象の起きた時代('80)とは何だったのか。

(1)企業サイドに現われた現象

・消費動向の多様化
・購買動向の二極分化
・消費者の商品知識の熟知
・商品のライフサイクルの短命化
・熾烈な競合
・商品および業態の複合化
・新規参入
・人材不足

(2)販売における戦後の時代的変遷

・物さえあれば売れた時代(物資困窮)
・物さえ作れば売れた時代(安かろう悪かろう)
・量産と量販の時代(スケールメリットの追求)
・専門店化の時代(消費の二極分化)
・限定戦略販売(物余り・満腹)

 図1は消費の二極分化を図式したものである。

 アプローチ(a)

 A極の“経済性”=価格VS機能という言葉を考える。

(1)価格とその商品(製品)が本来具備すべき機能とが見合っていること

(2)価格が安く品物が良いこと

(3)(1)と(2)は、消費者にとって何時の時代も変らぬ願望であり要求である

 また、生産者は同時に消費者であることからすれば、(1)と(2)は、両者にとって“永遠のテーマ”のようなもの

(4)即ち、A極とは、基本的に〈普遍性追求型〉の商品でありビジネスである

(5)従って、A極のビジネスというものは、今後とも存続し決してゼロになることは無い。但し、その時代誰がやっていて、どんなやり方でやっているのかだけが変化していくことになる

(6)A極の原理原則というところを見れば分かるように、A極のビジネスは、原則的に〈大きな資本力〉を必要とする

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