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BOOK REVIEW

図解 60歳からの水田作業便利帳

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著者:高松求
定価:1,430円
 出版社:農山漁村文化協会


60歳からの水田作業便利帳

本誌創刊号「これは使えるこの技術」や、第4号「農業経営者ルポ」などでそのオリジナルな技術をたびたびご紹介させていただいている高松求さんが、「知恵はあっても体力はない」とおっしゃる年齢になられて初めて、ご自身の今までの経験の蓄積を一冊の本にまとめられた。

曰く、「発想を変えれば農業ほどおもしろいものはない」、すなわち「作物を作るのをやめて『土を休ませているんだ』と宣言してみる」、「手を抜いて『これでいいのだ』と宣言してみる」、「つらい仕事は機械にお任せ(年をとってこそ最高の機械を)」。農協の主催する農機具展示会が「親の死にめ」の次に重要だとまでにおっしゃられるだけに、この本は「現場発の農業機械・小物カタログ」といえるような側面も持っている。

水田・転換畑の作物を中心に圃場の準備から収穫・調整作業にまでわたって、配慮の行き届いた技術・作業体系が披露されているが、地域の経営者仲間や奥様との協力関係がこれらを可能にしていることも見逃せない。

タイトルから連想される単なる「ハウツーもの」ではなく、あくまでも経営の本である。


高松 求
農山漁村文化協会
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