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見かけの洗練さには意味がない?
「あの人にはファッションセンスがあるね」「笑いのセンスが抜群」などといったように、何かを肯定的に評価する上でよく使われる「センス」なる言葉。その使われ方を考えてみると、事物のみを評価しているのではないことに気付かされる。事物と結び付く人そのものを評価するために用いられる言葉であり、その調和性に対して、もっといえば「らしさ」に対して「いいね!」と見なしているのである。
本書は本誌でも特集を組んだTwitter、ここに来て日本でも一気にブームに火が付いた感のあるFacebookなどのアイコン(プロフィール写真のようなもの)をひとつの題材として、あらゆるシーンで自分らしさを本当に他者に対して有効にコミュニケーションするためのデザインを考えているか? と問いかける。誰にも通用するマニュアルではなく、自分らしさを問うことが本質でどう表現するかというのは副次的であるとも述べる。農場や経営者の発信能力が問われる時代になりつつある。小手先のテクニックではなく、伝えたいものを有効に伝えるためのデザインを検討してはいかが。(田中蝉丸)
デザインセンスを身につける (ソフトバンク新書)
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