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【農業情報クリップ】
2000年6月~7月 農業情報ピックアップ
- 編集部
- 第27回 2000年08月01日
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コメ関係
【6/19 コメ離れに歯止めか】
食糧庁が発表した4月の1人当たりのコメ消費量は前年同月比0.4%増の5211グラムと49カ月ぶりに前年実績を上回った。
自給率向上の観点などからコメ消費拡大運動を進めている同庁は「1カ月だけでは何とも言えないが、下げ止まりの兆しかもしれない」と期待している。(共同)
【6/23 平均落札米価格は横ばい】
99年産自主流通米の第12回入札が、東京、大阪の自主流通米価格形成センターで実施された。2000年産新米の入札が間近いこともあってコメ卸売会社など流通業者が積極的な手当てを控え、全57銘柄の平均落札価格(60キロ当たり)は前回5月の入札時に比べほぼ横ばいの1万6818円だった。(共同)
【7/1 米でコメの作付け減る 日本向け輸出が苦戦】
米農務省が発表した2000年度作付け実績面積によると、米国の農家はコメの作付けを前年度より減らした。中でも主食用として日本に輸出しているジャポニカ米の作付面積は46.8%の大幅減で、米国のコメ栽培に占める割合はわずか1%に低下した。
日本のコメ市場開放を受け、米国でも短粒種の作付けが年々増えていたが、最近は中国産などとの競合が激しく、米国産は日本市場で苦戦していることも影響し、栽培意欲が低下したとみられる。(共同)
【7/6 巨大水田温室で稲刈り 寒冷地向け品種開発に期待】
北海道立道南農業試験場で、稲の品種改良用に新設された巨大水田温室で、初の稲刈りが行われた。
今年3月に完成したガラス張りの温室は、二棟で約1600平方メートル。「水田の温室としては全国的に例のない規模」(同試験場)という巨大さで、暖房が完備しており、年3回の収穫が可能。これまで北海道から鹿児島や沖縄に稲を運んで作業していた寒冷地向けの新品種開発のスピード向上と規模拡大に期待がかかる。(共同)
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