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農業経営者ルポ「この人この経営」

信頼が土台を作り、土台が経営者を育む

 桜井さんは共同で何かを始める時、参加者・当事者の納得を得る為のプロセスに最大限のエネルギーを注いでいる。

 ごり押しで合意させるのではなく、互いに納得できる関係、特に地域の営農の為の役割分担と互いの依存できる関係。すなわち「信頼」しあえる関係が重要なのだ。

 基盤整備事業にしても、水田を預かり生産・販売を行うにしても、共同産直販売所にしても、それらを支えるのは参加者同士の「信頼」関係なのである。

 信頼しあえれば、おのずと第三の選択肢も考え出すことが出来る。信頼関係がその土台であり、各自が知恵を絞りあい、知恵を出し合う関係、そのことこそが各自の力を十分に発揮できる状況を作り出すのだ。

 信頼が土台を作り、その土台の上に活発な経営者が生まれてくるのだ。


桜井博文さん(54歳)
【プロフィール】集落の農家を説得し、平成4年に約60haの水田基盤整備事業を完成。基盤整備を推進してきた仲間10人と (農)米本を設立。地域の農産物を販売する(農)クラフトを設立し、道の駅「やちよふるさとステーション」でのコメ販売にも取り組んでいる。

〒276-0015千葉県八千代市米本2075
TEL:0474-88-3491 FAX:0474-88-3491

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