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『農業経営者』定例セミナー

できる農家のマネー術!~私募債発行の仕組みと実践~

  • 千葉エフピー協会組合 代表理事 藤田秀一郎
  • 第13回 2008年05月16日

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一般企業では、株で資金を調達するのは普通だ。しかし農業では融資を受けることはあっても、投資を募ることは少ない。そこで今回のセミナーでは、農業で投資を募る方法として発行条件のハードルが低い「私募債」を扱う。農業経営者へのコンサルティング経験豊富な藤田秀一郎氏が、その仕組みと実践を解説する。
  • 価格:
    510円
 

【『農業経営者』編集部からのセミナー解説】 

「社債ですから、書類には現金で支払う利息を明記する必要があります。ただし、利息を現金ではなく金利分に相当する〝現物〟で支給すると明記し、私募債購入者がそれを希望すれば、農作物で替えることもできます」

 5月16日のセミナーでは、本誌でも何度か掲載した少人数私募債について、農業経営者へのコンサルティング豊富な千葉エフピー協会組合代表理事の藤田秀一郎氏に解説して頂いた。

 前半では、資金調達の方法として私募債とはどのようなものか、その仕組みや発行条件、発行方法などについて、レジュメとホワイトボードで説明。間接金融と直接金融の違いに始まり、金融機関等から借入をする場合や、株主として出資してもらう場合と、少人数私募債を発行する場合のメリット・デメリットを比較。さらに引き受け側のメリット・デメリットまで整理した。

 後半は質疑応答。さらに実際に私募債を「フルーツ債」として発行し、金利はゼロにして金利相当の〝現物〟農産物で支給、同時に経営に対する顧客からの通信簿として位置づけた前回セミナー講師・山下氏の事例も紹介。農家ならではの活用法を紹介した。

 セミナー終了後のアンケートには「私募債を難しくとらえていたが、簡単なことが分り、メリットも分った」と参加者からの反応も上々。農家の実践的な経営手法として、導入を検討したいという声も聞かれた。

 


▼セミナー参加者の声がこちらからお聞きになれます。

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