ナビゲーションを飛ばす



記事閲覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加はてな
  • mixiチェック

特集

農業補助金をもっと知ろう!~その仕組みとカラクリ~

 かつて日本には旋盤をまわして、メーカーやディーラーにない部品でも作る野鍛冶がたくさんあったが、最近はほとんどない。これに対して米国では、いまだに野鍛冶が存在しているのは示唆的だろう。

 私が補助金なしでやっていけるのは、一つにはたまたまそういう野鍛冶に知己があるからだ。1950年代製のトラクタ(フォード製「デキスター」)、1970年代製トラクタ(「フォード5000」「クボタL3500」)、型番が剥げてわからくなったコマツ製のバックホーなど、自分で買った機械は大切に現役で使っている。兵藤保(茨城県・栗園経営)


【補助金却下で出てきた新しい知恵】

 農業法人に数年勤務した後に独立して、今年で2目を迎えます。独立にあたって、まず必要になる農機の購入資金を調達できればと、新規就農の補助金を申請したことがあります。結果的には、提出した営農作目や計画に納得してもらうことができず、申請は通りませんでした。

 どうも前例にないこと、つまり、ほかの人と同じ作物をつくって、同じような値段・売り方で販売する計画でなければ認めてくれないようなのです。その通りにして経営がうまくいくならまだしも、周囲の農家を見回しても、うまくいっているようには見えません。申請が通るまでに時間がかかることを考えると、安い中古農機を購入するタイミングを逸してしまい、新品の機械を買わざるを得なくなってしまうようにも思います。

 何より、補助金の基準にあわせた農業では、自分が実現したいと思っている農業とは違うものになってしまいます。結局は、貯金をとりくずしてネットオークションサイトで中古農機を入手することにしました。苦肉の策でしたが、ネットオークションとはいえ十分な機械が手に入り、しかも費用も通常の4分の1ほどで済ませることができました。補助金の支給の仕方には疑問が残りますが、自分のでリスクを負って初めて出てくる知恵もあるのだと実感しています。S・K(関東・畑作)


【生産者自身が問われている】

 現在の農業補助金はそれをもらっている方々は、それぞれ状況の違いはあれ、感謝されているものと思います。

 今後もこの種のお金が継続的に支払われるものであればもっと積極的な動機付けがほしいと思います。それは、ほかの産業との所得格差是正ではいかがでしょうか。

 しっかりした動機付けがあれば、生産者の中にも考え直してがんばる人たちも増えてくるはずです。異業種や素人の方たちは、別の形でインセンティブを感じておられるものと確信いたします。ここは、生産者の皆様方が自分たちの問題として解決していくことが必要と思います。

関連記事

powered by weblio