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特集

農業補助金をもっと知ろう!~その仕組みとカラクリ~

Q3:かつて補助金を申請したことがありますが、結果的には補助金をいただきませんでした。その理由として、設備や機械の購入の条件が厳しく、安くてよい機械を購入しようとしてもそのメーカーや型番は補助が出せないというものだったからです。設備等の条件が決まる、合理的な理由はあるのでしょうか。

A3:農水省生産局総務課の生産振興室に聞きますと、農業補助金で補助対象となる共同利用機械は、ごく一部を除き、メーカーや型番の指定はないということでした。従って、合理的な理由などあるわけがありません。あるとしたら、不合理かつ不法な理由しかないのではないでしょうか。ご質問を参考に想像をめぐらせますと、その担当者は、公務員倫理法に反して、どこかのメーカーのご接待を恒常的に受けているような印象を受けますね。あるいは役所の先輩が、どこかのメーカーに天下っていて、いずれも自分もその道を踏襲したいとひそかに期待しているのではないでしょうか。こういう不埒な公務員を撃退するには、そのメーカーや型番を補助対象にできないという理由、あるいはどのメーカーなら補助対象となるのかを文書で求めることではないでしょうか。(土門剛)

Q4:補助金を使って経営が軌道に乗り、今なお成長をし続けている農業法人はあるのですか?

A4:うーん、厳しい質問ですね。正直、これをそのまま農水官僚にぶつけてやりたい心境でもあります。というのも、農水官僚は、農業補助金が世のため、人のため、大いに役立っているという、間違った考えの持ち主であるからです。本誌でも何回か触れたことがありましたが、日本農業法人協会(会員数は21年4月時点で1695人)のメンバーのビフォー&アフター、つまり農業補助金が経営に役立ったか、役に立たなかったかを調べればよいのではないでしょうか。残念ながら、そのような調査はどこもしておりませんが、読者諸兄に是非ご披露したい格好のエピソードがあります。今から3年ほど前に、同協会の前会長が、平然と、かつ正直に「7割は赤字スレスレだな」と吐露しておられたことです。あ~、またあのネタかと決して思わないでください。これほど農業補助金の実態を映した事実は無いと思うからです。残念ながらというか、当然のことと言おうか、前会長のご託宣はドンピシャ。その赤字スレスレ組が、相次ぎ沈没していく情報が筆者の元にも入ってきます。沈没、倒産破綻自殺夜逃げのことですが、そうした関係者の中には「あの時、補助金を使わなかったら、こんなことにはならなかったのに……」と後悔の言葉が聞こえてくるようでもあります。(土門剛)

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