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【農・業界】
(有)ゼンショウ(宮崎市)、病院・老人ホーム 給食に野菜供給
- 編集部
- 2003年11月01日
病院・老人ホーム 給食に野菜供給
宮崎県を拠点に野菜の生産販売を手がける生産者グループ(有)ゼンショウ(宮崎市・若杉誠吾社長)は、6月から病院や老人ホームの給食向けに農産物の供給を開始した。大手商社系の流通を通し、同県都城市の病院と大分県内の老人用介護施設に約15種類の野菜を送っている。取引量は月に2~3t。
ゼンショウは、約50人の生産者グループ。トマト、キュウリ、ピーマン、地種カボチャなどを栽培し、契約栽培を中心に全国へ出荷している。給食向けの供給には、減農薬であることや、通常出荷よりも厳しい衛生管理を求められる一方、安定価格で相場や消費者動向には流されにくいといったメリットがある。若杉社長は、「病人やお年寄りの健康回復に役立つ、質の高い野菜を供給していきたい」と語る。
また同社では販売網を拡充するため、福島県の生産者チームとネットワークを結び、首都圏への野菜供給を季節によって分担する新たな事業を立ち上げた。11~6月を宮崎、7~11月を福島が担当し、今年11月から本格的に始動する。
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