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特集

青果の真のおいしさを追求する都心の小売業


お客様に毎日きてもらえる店づくり
オオゼキ

【季節感と鮮度、本来の価格で信用を得る】

鈴木 青果は大田市場で仕入れています。青果の仕入れは、もちろん旬を大切にして、「いまこれが季節の商品、これが今一番おいしい」という商品を扱っています。「今の季節はこの野菜、果物はとてもお買い得ですよ」と、商品本来の価値をきちんとお客様に伝えることが大切だと思っています。
富田 売り場づくりの大きなテーマは、「お客様がその時期に食べたいもの、欲しいものをインパクトある品ぞろえ、値段で提供すること」です。「お客様が欲しいもの」の多くは、やはり季節感のあるものです。たとえば、ひな祭りの日なら、店先をイチゴで埋め尽くしたり、店内にはお客様が欲しいものをすぐに見つけられるように菜の花やサヤインゲンなどを陳列したりします。また、いまの季節は、旬でおいしい果物は柑橘類なので、店に入ってすぐに眼につくところに置くように心がけています。
鈴木 店頭に売場を作ることを前出しと言いますが、それが店の看板になります。通りかかった人をいかに引き込むか。実は、野菜と果物が一番お客様に旬や鮮度感をアピールできますし、ニーズをくすぐることができます。
富田 価格帯についてですが、たとえばデパートのように高価格のものは売っていません。高いものが欲しかったらデパートに足を運んでいただけたらと思っています。ただ、デパートに負けないぐらいのいい品物を安くご提供するのが私たちの仕事です。相場が高いときでも値段を変えないで、据え置きにするときもあります。たとえばメロンは季節外れだと普通は高くなりますが、たとえば3000円で仕入れたメロンを2980円で売ることもあります。
そういった継続が、オオゼキに行けばいい商品が安く買える、という安心感を持っていただくことにつながると思っています。トータルで商売が成り立つなら、お客様にびっくりしてもらったり喜んでもらったりすることがあっていいと思っています。
鈴木 確かに、相場とか景気とかに左右されず、品物が持つ本来の価値を見て適正に値付けをし、鮮度が良いものを並べ、十分な品ぞろえをしておく。その積み重ねによって、自然に足を運んでいただける店になると思います。
富田 お客様には毎日飽きずに来店してもらえるように、青果売り場のなかで毎日、お客様のニーズが高そうな品目・品種の品ぞろえや、その置き場所を工夫して変えています。

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