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【北海道長沼発ヒール・ミヤイの憎まれ口通信】
日野の2tください(堤真一TVコマーシャル)
- 西南農場 代表取締役 宮井能雅
- 第83回 2015年04月06日
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今までにニュージーランドに1年間と米国・ノースダコタ州の農場に2回行き、やはりビッグな米国農業の賢さをしっかりと肌身に感じてきたのですが、 「ちょっと毛色の変わった金髪・ブルーアイに興味はないか?」と昨年の春頃に、誘惑とも思える悪魔の囁きがあのヒール・ミヤイさんからありました。
きっかけは、2013年3月に両親と父の友人とヒール・ミヤイさんたちがオーストラリアに行ったことです。なんでもヒール・ミヤイさんが79年に働いていた農場や第二次大戦中の日本人捕虜収容所を訪れたそうです。その農場は当時よりも大きくなり、経営も次の世代に受け継がれたと聞いていました。渡航に関してチラッと両親に話をしましたが、思い切って昨年12月4日に千歳を出発して成田経由のJALの深夜便でオーストラリアに向かいました。
日本を出発するときに、正しくは用意してはいけない物があります。それは農作業に使うと思われる作業靴や作業服です。シドニーの税関検査で、これは何に使うのだ?と聞かれて、特別出演のアジア系が売りのニューハーフ・バーに出ます……なんてことは言えないので(笑)。その点、ジーンズは作業着にもなるし普段着でも使えるので便利ですが、農作業に必要なものは現地で買うことを過去の経験から学びました。
本来であれば労働になる可能性もあるので正規のビザやワーキングホリデーを利用するのが基本ですが、手続きに手間がかかるし、今回は5週間と短期なのであくまで観光を兼ねた視察?!だと勝手に理解してネットでビザを取りシドニーに向かいました。
到着後に入国検査で並んでいると、私の前にハデな格好をしたアジア系の若い女性2人が入国審査官からかなりしつこく質問を受けていました。話すアクセントから明らかに日本人ではないし、この手の女性たちが単なる観光目的でない場合もあると聞いていたので審査が厳しくなるのは当然で、その後、彼女たちはTVのシーンでよくある、係員に付き添われ別室に行き出発地に返されるのだろうかと考えました。もしかしたら官憲から「JALなんか乗らないで初めからユーガイズはナッツ・リターンの飛行機に乗ればよかったのに」なんてことにならなければと心配しました。
私は審査官からは一切の質問もなく入国できました。ありがたや菊のご紋は決して世界を裏切らない“ガッド・ブレス・ジャパニーズ・パスポート”なのです。
シドニーから最終目的地のメルボルンに到着してスーツケースを手にしましたが、具体的に誰が迎えに来るかは打ち合わせをしていませんでした。でも、心配は要りません。だって、経験に基づく揺るぎのない自信があり、ヒッチハイクしてもたどり着くつもりでしたから。
きっかけは、2013年3月に両親と父の友人とヒール・ミヤイさんたちがオーストラリアに行ったことです。なんでもヒール・ミヤイさんが79年に働いていた農場や第二次大戦中の日本人捕虜収容所を訪れたそうです。その農場は当時よりも大きくなり、経営も次の世代に受け継がれたと聞いていました。渡航に関してチラッと両親に話をしましたが、思い切って昨年12月4日に千歳を出発して成田経由のJALの深夜便でオーストラリアに向かいました。
日本を出発するときに、正しくは用意してはいけない物があります。それは農作業に使うと思われる作業靴や作業服です。シドニーの税関検査で、これは何に使うのだ?と聞かれて、特別出演のアジア系が売りのニューハーフ・バーに出ます……なんてことは言えないので(笑)。その点、ジーンズは作業着にもなるし普段着でも使えるので便利ですが、農作業に必要なものは現地で買うことを過去の経験から学びました。
本来であれば労働になる可能性もあるので正規のビザやワーキングホリデーを利用するのが基本ですが、手続きに手間がかかるし、今回は5週間と短期なのであくまで観光を兼ねた視察?!だと勝手に理解してネットでビザを取りシドニーに向かいました。
到着後に入国検査で並んでいると、私の前にハデな格好をしたアジア系の若い女性2人が入国審査官からかなりしつこく質問を受けていました。話すアクセントから明らかに日本人ではないし、この手の女性たちが単なる観光目的でない場合もあると聞いていたので審査が厳しくなるのは当然で、その後、彼女たちはTVのシーンでよくある、係員に付き添われ別室に行き出発地に返されるのだろうかと考えました。もしかしたら官憲から「JALなんか乗らないで初めからユーガイズはナッツ・リターンの飛行機に乗ればよかったのに」なんてことにならなければと心配しました。
私は審査官からは一切の質問もなく入国できました。ありがたや菊のご紋は決して世界を裏切らない“ガッド・ブレス・ジャパニーズ・パスポート”なのです。
シドニーから最終目的地のメルボルンに到着してスーツケースを手にしましたが、具体的に誰が迎えに来るかは打ち合わせをしていませんでした。でも、心配は要りません。だって、経験に基づく揺るぎのない自信があり、ヒッチハイクしてもたどり着くつもりでしたから。
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宮井能雅 ミヤイヨシマサ
西南農場
代表取締役
1958年3月、北海道長沼町生まれ。現在、同地で水田110haに麦50ha、大豆60haを作付けする。大学を1カ月で中退後、農業を継ぐ。子供時代から米国の農業に憧れ、後年、オーストラリアや米国での農業体験を通して、その思いをさらに強めていく。機械施設のほとんどは、米国のジョンディア代理店から直接購入。また、遺伝子組み換え大豆の栽培を自ら明かしたことで、反対派の批判の対象になっている。年商約1億円。
北海道長沼発ヒール宮井の憎まれ口通信
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