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シリーズ水田農業イノベーション

実況中継!!全国の乾田直播2015年編 第7回雪国直播サミット in Iwamizawa


何かをつかみたい、一つでも多くの情報を持ち帰りたい。そんな集まった人々の探求心とエネルギーに、これまでの「雪国直播サミット」の原点を感じる一幕であった。

初日のメインはクイズ対決

続いて、「クイズ乾直人に聞きました」というフレーズと懐かしい音楽に反応したのは、40代以上の参加者ら。続いてのプログラムは各地区対抗の「乾田直播クイズバトル」だ。5チームが編成され、乾直にちなんだ10問のクイズに回答した。事前に乾直実践者から集めたアンケート結果を軸に、参加者と司会者とで大いに盛り上がった。
チーム紹介をする。王者の風格「岩見沢ウエルカム軍団」、いつも仰天させる男たち「妹背牛人と名寄人」、俺たちを忘れるな「今金と由仁と鵡川だよ」の3チームが北海道から参戦した。東北からは東北最強軍団「負けませんよ」、最後にもう1チーム「若さは負けません」スガノレディースチーム。
「TPPで不安なこと。回答で一番多かったのは?」とスクリーンに映し出されると「ピンポン」早押し音が鳴り響き、「なし」との回答に続いて「正解!」と司会者。出題ごとに得意とする分野の実践者と専門家が解説を加え、深まる勉強会は押しに押して2時間に延長。「ワクワク脳で過ごす集会は、1人の天才を凌駕する閃きを生む」との持論は本当だと、企画・司会を務めた私は、乾直人のユーモアとパワーに彼らの挑戦と成功の源を再認識した。

ワクワク脳で盛り上がる対談

サミット初日のオーラス(最終)企画は机なし、テーマなし、主役なしの対談「テツコの隣部屋」だ。顔ぶれは、新田慎太郎氏、盛川周祐氏(岩手県花巻市)、田村裕良氏(北海道妹背牛町)、小泉輝夫氏(千葉県成田市)、奥山孝明氏(岡山県岡山市)の全国で乾直と言えばこの人と呼ばれるマニアックな乾直人たちである。ワクワク脳はエンジン全開で話題は尽きない。
雑談から本題の「連作の乾直VS畑作との輪作乾直」へ。日本の水田経営が抱える課題は、言うまでもなく「需要が減るコメづくり」である。さらに技術では、連作の代かき水稲、連作の転作作物、その障害は病害虫の多発と水田の疲弊などが挙がった。その答えは会が終わった後も情報交換会へと持ち込まれた。
初日の企画は、7年間で変わった水田の作物と同様に、あの手この手の工夫が垣間見られ、乾杯!ならぬ「乾直!!!」のコールでおなじみの今金人、仁木明氏の結びの御発声で、深夜に3次会で幕を閉じた。

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