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紀平真理子のオランダ通信

オランダのブドウ生産を守る有機農家


同農場はオランダの有機栽培認証SKALとdemeterを取得しているために化学農薬は使わず、アザミウマ、ハダニ対策としてbiopol社のミヤコカブリダニを使用している。堆肥は剪定した葉や植物堆肥を近隣農家からもらったりしている。
商品の8割は顧客直売や圃場に隣接する店舗での販売、2割はレストランやカフェに卸している。生食以外にもジャムやジュースなどを自身で加工。さらに農場カフェの経営、圃場内マーケット開催(ブースを提供して賃料を得る)、近隣農家も含め地域の農場へ案内するグループツアーやブドウケーキ作りワークショップなども行なっている。
現に筆者が訪問したオープンデーにもたくさんの人が訪れ、有料のコーヒーやブドウケーキを楽しんでいたり、個人や会社がブースを設置しているのが見受けられた。
彼らの思いは、天候や労働賃金の面で有利ではないオランダで、数少ないブドウ生産を守り、次世代につなげていくことだ。

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