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イベントレポート

2015年度 土を考える会 秋期研修会 九州沖縄

テーマは「契約の損得勘定契約栽培の本質に迫る」

去る9月8、9日に福岡県朝倉市で九州沖縄土を考える会秋期研修会が開催され、農業経営者と関係者を含めて40名余りが集まった。今回の研修会は契約栽培に焦点を当てつつ、農業情勢やリスクマネジメント術を学ぼうという企画だ。会は手島健次郎会長の挨拶で始まった。
初日のトップは東京農業大学国際食糧情報学部准教授の内山智裕氏の講演。現行の政策を読み解くポイントを示しながら、農業への企業参入の実態、契約栽培の事例を紹介した。とくに米国の生産契約の詳細が報告された。
続いて、登壇したのは大自然ファームの本田亮希氏(熊本県菊陽町)。ニンジンの契約栽培とブランド戦略について発表した。現在の経営スタイルを確立するまでに、どのような戦略を立てて、課題をどのようにクリアしてきたのか。実体験に基づく解説には説得力があったようだ。
2つの講演の後は、九州沖縄農研センターの中野恵子氏をアドバイザーに迎え、内田智也氏(熊本県阿蘇市)が進行役を務めたパネルディスカッション。パネラー席に座った中原良輔氏(大分県中津市)、酒井勝洋氏(大分県宇佐市)、本田亮希氏の自己紹介もそこそこに「契約栽培のメリットとデメリット、その対策」をテーマに本音トークが始まった。

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