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今月の数字

3,919軒(規制緩和を活用した農家民宿の新規登録軒数累計・2012年時点)

日本を訪問した外国人や日本で暮らしている外国人を対象に密着取材し、来日目的や日本での体験を放送するテレビ番組がある。先日は、高校時代に日本留学したオーストラリア人が20年ぶりにホストファミリーに再会した様子が紹介されていた。1年間の留学で日本文化に魅了され、再度留学したのち日本の大学院を卒業して日本で就職・結婚している。
ホストファミリーの家族のひとつは知人の実家なのだが、80歳になったいまでも海外から留学生を受け入れている。受け入れを始めた当初はご主人が勝手に決めてきた話に怒っていた奥様も、いまでは毎年留学生が訪れるのを楽しみに料理に腕を振るっているという。
取材の舞台となった岐阜県関市では、ロータリークラブの青少年交換留学制度を活用し1966年から積極的に外国人留学生を受け入れてきた。日本のロータリークラブは62年に青少年交換留学を開始し、現在では日本全体で毎年250~350名、約40カ国との交換が行なわれている。
留学生の受け入れでいえば、東京農業大学国際バイオビジネス学科(旧・生物企業情報学科)も有名だ。定員170名のうち毎年40名前後の留学生を受け入れ、17カ国から約180人が学科・大学院に在籍している。大学2年次には必修科目として実地研修があり、夏休みに10日前後を使って農業の現場で農作業等を体験する。研修先によっては農家が自宅に学生を受け入れ、食事や生活の面倒を見る場合もあり、留学生にとっては日本の農村の暮らしや農業経営の考え方を知る貴重な機会となっている。

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