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経営の法人化もした。経理や財務に気遣うようになったのも、顧客を持ち、販売先とのかかわりを持ったからであろう。かつてのように農協に白紙委任するような経営では、今の佐野の家族はありえなかった。家族一人ひとりに当たりまえの給料が払え、そのために計画し、投資をし、わずかながら利益も出す。
佐野は、それを選択できたわが家の家族であることを、子供たちに受け継がせたいと考えている。
(文中敬称略)
佐野は、それを選択できたわが家の家族であることを、子供たちに受け継がせたいと考えている。
(文中敬称略)
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佐野光司 サノミツシ
(有)いちごやさん
1949年、静岡県富士宮市生まれ。1964年、静岡県立農業 高校を卒業。1974年、農水省の派米研修生として2年間米国の農場で研修を受ける。家族は両親と娘夫婦と孫。労働力としてそれにタイ出身の研修生が加わる。
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