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人生・農業リセット再出発

捨て子だった、ある男の生き方

私は捨て子でしたから名も親も親戚も知りません。3歳まで孤児院で育ちました……
いきなりの生い立ち話に面喰らう。養父ががんで死ぬ15歳までロウソクで暮らしていました。いまでも暗いと不安なのでホテルでも電気を点けたまま寝ます。養父はギャンブル狂で生活保護費まで使い果たして家賃も払えず、電気水道も止められて家を追い出されて放浪したのです。空腹で草を食べていた3歳から草食系です。高校入学時に戸籍謄本を見て生い立ちを知りました。アルバイトして買った夢のテープレコーダーでメンデルスゾーンを録音して聴き惚れていました。それがいまのクラシック音楽支援になるのです。食うや食わずの日々で、一人で生きていかねばと幼いころから自立しました。
ゴーゴー!で、4時55分に出社、23時まで仕事、365日働き続けてきました。私の辞書には、「のんびり」とか「休息」とかありません。経営者が休むのは罪悪です。事業に懸ける思いが労働時間に比例するし、長く働けばアイデアも出てきて社員も会社を支えようとする。経営者がどれだけ長く働いても労働基準法に引っかかりませんからね。仕事で遅くまで働いても早起きは苦痛にはなりません。人生の成功は早起きに始まります。夜遊びはいけません。やれゴルフだ、旅行や接待だと社交的な人ほど経営がうまくいくように錯覚している人が多いが、友人(遊人)が増えると時間の無駄と出費につながり、社員から心も離れる。経営者は社交的じゃないほうが良いのです。私はお付き合いの宴会には一切出かけませんし、生涯、友人も作りません。国税局がいままで2回入ったときも、飲み屋の領収書が1枚もないから1円の修正もしなかったぐらいです。この黄色いネクタイは会社のパンフレットに載っている写真と同じですが、むかし上野のアメ横で500円で買ったもの、いつもこれ1本で十分、何本あってももったいないし、この背広もアメ横で……。

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