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読者座談会

よその地域を合わせ鏡にして2016年の農業界の展望を語ろう!

農業界は米価下落、飼料用米政策、農協改革と流れは変化し続けている。 その一方で、経営的な農家層は着実に力を蓄えてきていることも事実である。今回は5人の農場経営者に集まっていただき、それぞれの地域事情を踏まえて展望を語っていただくこととした。       (取材・まとめ 加藤祐子)
――2016年の農業界の展望という大きなテーマを掲げましたが、皆さんの地域事情をご紹介いただきながら、経営の裏側についても語っていただければと思います。はじめに自己紹介をお願いします。
今井敏 うちは、滋賀県の甲賀市で水稲と小麦、大豆のほか、イチジクと野菜や花を少量多品目つくって敷地内の直売所で売っている会社と、別会社で、大豆と小麦の作業請負を大規模にやってます。
黒川義治 新潟県上越市でコメを生産してます。うちらの地域はコメしかないもので、自社ブランド「花の米こしひかり」でお得意さんに直売しています。今井さんとは直接会う前から電話で喋ってたけど、Facebookで友達申請したら、年齢も誕生日もまったく一緒で(笑)
今井敏 そうそう、びっくりしたで(笑)北川くんに初めて会ったのは4~5年前やったっけ?
北川和也 そうですね。私が土を考える会に顔を出すようになって、そのくらいになります。私は、北海道の中富良野町で、60 haでメインのタマネギ、小麦のほか、コメや15種類以上の野菜の複合経営でやってます。年間雇用しようと思うと、北海道は雪が降ってしまうので、野菜をつくるようになって。タマネギと小麦だけでも食えるんですけど、12月と5月にしか金が入らないんですよね。そうなると、その間の賃金が払えないんで、一年中何らかの形で現金が入るように、ゴチャゴチャつくるようになりました。
今井正人 私は千葉県我孫子市から来ました。父がまだ現役で、弟と3人でコメをつくってます。お得意先の飲食店や個人への直売が約3割で、その他は農協や米卸さん経由で出荷しています。
黒内智治 このメンバーの中では唯一の畜産やってるものですかね。栃木県の高根沢市で、酪農とコメ、トウモロコシ、牧草をつくっています。家族経営でやってたんですけど、昨年親父が亡くなって、それまで2人でやってた牛の世話とコメとトウモロコシ……さすがに一人でやれなくなったんで、従業員を雇いました。町内は家族経営がほとんどなので、コメづくりで人を雇ったのはうちが初めてじゃないかと思います。

交付金も農協も上手く活用するべき

今井敏 まず、聞きたいことがあってん。『農業経営者』ってアンチ交付金みたいなところがあるやん?
――そんなことないですよ(笑)交付金が投資資金になっているのであればアンチじゃないですね。それを生活費用に充てているとすれば、アンチになるかもしれませんけど。
全員 あぁ~、なるほどね(笑)

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