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イベントレポート

『農業経営者』2016年賀詞交歓会「ヤレなかったのか?ヤラなかったのか!人生御一人様一回限り」

1月22日に東京都新宿区高田馬場で『農業経営者』2016年賀詞交歓会を開催した。「日本農業の、そして現代の農業経営者に大きな可能性を信じる方々にご参集いただき、15年の成果、そして新たな地平に達すればこそ見えてくる新たな課題を報告し、次の未来へ向けて意見交換をしよう」という呼びかけに応じて全国各地から集まった参加者は、関係者も含めて約40人。記念講演を聴いた後、懇談の場にレイアウトを変更し、それぞれ近況報告を行ない、交流を深めた。

成「幸」者の秘訣とは……

新年記念講演の講師は、本誌連載「人生・農業リセット再出発」でおなじみの黒木安馬氏。「ヤレなかったのか? ヤラなかったのか! 人生御一人様一回限り!」をテーマに話を聞いた。
昨年患った大腸がんの入院・手術の経験に始まり、時事ネタを交えつつ、参加者を勇気づける話題は尽きない。成功者は、柔軟な発想を持ち、行動が早い。なぜか。それは、できないのかを考えないからだと明快な答えが届いた。そして、日ごろからFacebookを通じて情報を発信している経験から、ネットワークは重要で幅広い友人らとの交流が人生を楽しくするという。さらに、ものを売るという行為も突き詰めると、相手が「貴方を好き」だから、貴方から買ってくれるのだといい、参加者の表情を和ませた。
参加者にたびたび問いかけられた質問から2つ紹介する。
(1)私は誰にも負けないというものを持っていますか?
(2)私は楽しいからやっている、道楽でやっていると言えますか?
いずれも、何をしたいのかという夢をはっきりさせ、幸せになってほしいという思いがあふれていた。
黒木氏が初めて本誌に寄稿したのは、1996年4月号の特集「夢の見方教えます」。その後、2000年1月号から続いている連載は、これまで180回を数えている。創刊号から長らく読み続けてくださっている方はもちろん、昨今の水田農業イノベーションやFacebookを通じて本誌読者に仲間入りされた方も、元気になる話を聞けて良かったと、講演後の表情は一様に明るく晴れやかだった。

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