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アルパカファームの経営・労務事件簿

いますぐできる「正しい節税」

今回のキャスト
社長 藤田 匠
師匠 山崎 拓哉
社労士 伝法院 千里

藤田社長の師匠が初登場。どうやら経営には苦労されているようで。
藤田 師匠、お久しぶりです。
山崎 やあ、藤田くん。なんだか前に来たときより人も増えて、活気があるね。
藤田 昨年の夏に比べて、倍になりました。とはいっても、まだ4人です。師匠には及びませんよ。
山崎 いやあ、いまはうちも不景気でさ、私と倅だけだ。藤田くんが研修に来ていたときとはだいぶ違うんだよ。雇いたいと思う子はいるんだけど、まだまだ当分先かな。
藤田 そうだったんですか。でも、師匠のお米へのこだわり、丹精込めて作る姿勢、そういうところをもっと若い人に見てほしいものです。
山崎 ありがとう。しかし、そのお米、こだわって作っても高いから売れない。コストを削減して出荷しても入ってくるお金はわずか。ほとんど税金で持っていかれちゃうよ。
藤田 本当に、いま稲作は厳しいですよね。私も、10年前までは稲作の専業で食べていくのがやっと。有機野菜にシフトして、最近やっと社員を雇って食べさせられるくらいにはなりました。振り返ってみると、節税を実践しているのが大きいのかもしれません。節税を教えてくれた先生がこちらに来てくれますので、相談してみませんか。
…………………
伝法院 藤田社長、こんにちは。こちらが、先ほどお電話でおっしゃっていた師匠ですね。初めまして。ちなみに、師匠の現在の売り上げはどのくらいですか。
山崎 大体800万円くらいでしょうか。でもそこからいろいろと経費が引かれて、最低限の生活費と税金を支払ったらおしまいです。
伝法院 その税金、余計に払いすぎている人もけっこういるんですよ。経費の計上漏れがあったり、税務上の特典や控除項目を見落としたり。どれも経営面からチェックする必要があります。
山崎 経営、ですか。これまで、うまいお米を作ることには自信があったけど、経営っていうのはどうも苦手で……。
伝法院 でも、これからの農業は、生産2割、経営4割、マーケティング4割の時代。苦手とばかり言っていられないですよ。そういえば、師匠は雇用したい方がいるそうですね。節税分を事業に再投資していけば、可能かもしれませんよ。どんな方を雇いたいんですか?

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