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アルパカファームの経営・労務事件簿

障害者とともに働く

今回のキャスト
社長 藤田 匠
師匠 山崎 拓哉
社労士 伝法院 千里

障害者雇用に乗り出した師匠に、藤田社長は興味深々。
山崎 藤田くん、こんにちは。忙しい時間に申し訳ない。
藤田 師匠、どうされましたか。
山崎 じつは伝法院先生に相談させてもらってから、息子の友人で障害を持っている方をアルバイトで雇ってみたんだよ。初めは戸惑ったけど、徐々にできることもわかってきて、気づいたら前よりも農園の雰囲気が良くなっていてさ。伝法院先生を紹介してもらったお礼を言いにね。
藤田 わざわざありがとうございます。さすが師匠ですね。障害を持っている社員ともしっかり仕事ができる。私にはまだ挑戦できません。何かコツはあるんですか。
山崎 その子には何が向いているのか、何をしているときが楽しそうかを観察して、それをやってもらうようにしてるくらいかなあ。
伝法院 なるほど。うまくいっているようで安心しました。
藤田 伝法院先生、こんにちは。師匠へのアドバイス、ありがとうございました。
伝法院 いえいえ、とんでもない。山崎さんの人間性の賜物です。
山崎 先生、また相談なんですが、うちの田んぼの隣にグループホームがあって、よく一緒に芋煮会をやっているんですけど、その子たちにもうちで働いてもらうことはできないでしょうか?
伝法院 まさに「農福連携」ですね!農業と福祉は非常に相性良し。たとえば、ある農業生産法人では、障害者の所属するNPO法人を別途設立し、作業を委託しています。この法人は、ネギの生産を中心に、そのほかミニトマトの施設栽培や冬期のサトイモ生産、ネギの一次加工にも取り組んでいます。グループ全体で職員数は20名、障害者雇用数は45名ほど。知的障害者を中心としながら、精神障害者や身体障害者も雇用しており、それぞれの適性に応じた作業をお願いすることで、農業・福祉双方に良い効果をもたらしています。

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