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【今後の対応】
ナスについては、長ナスの周年供給と、小ナスあるいは丸ナスの普及といったテーマがある。ナスが低迷する一方で、ズッキーニが伸びているのは偶然だろうか。どちらも油になじみ加熱するとすぐ煮える野菜だが、汁物にしたときに色が黒ずむのがナスの欠点だ。ナスは、ヒットしている味の素のクックドゥシリーズ「麻婆ナス」など、やはり外食などでおいしい食べ方に出会うことが重要だ。本場イタリアの最も好きなピザは「なすピザ」である。
スイカ類
7.27「スイカの日」。給食で食べさせる記念日が欲しい
【背景】
東京市場へのスイカ類(大玉+小玉)入荷はこの10年で13%減ったものの31%も高くなっている。ひとつの要因は、大玉に代わって小玉が増えていること。これは主産地の群馬でも熊本でも同じ傾向だ。小玉で味のいいものが増え、大玉でもカットしやすいシャキッとした果肉のものに変わってきたこともある。昭和期からここまで徐々に減ってきて、そろそろ下げ止まりだろう。カットフルーツの材料としても採用が多い。
【背景】
7月27日が「スイカの日」だ。なぜこんな日に決めたのだろう? いわく、スイカの縦縞模様を綱にたとえ、27を「つ(2)な(7)」(綱)と読む語呂合わせからだというから、がっかりする。確かに7月は一年中で一番スイカの多いピークである。それはそれとして、「スイカの日」などと聞いて一番喜び、一番食べてくれるのは誰か? 小中学生である。が、27日では遅い。20日ごろから夏休みが始まっていて学校給食がないからだ。
【今後の対応】
学校給食に地場のスイカを食べさせようと、かつてのスイカ産地は7月上旬に間に合う4月からのトンネル栽培を導入したのをご存じか? しょうがないから機能性でもアピールしようか。スイカの真っ赤な果肉にはカロテン(βカロテン)が豊富。カロテンには抗ガン作用、髪や皮膚、粘膜を健康に保つ効果も。大量に含まれるリコピンは、アンチエイジングや生活習慣病、ガン予防に効果的。シミの原因になるメラニンの生成を抑える。
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