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アルパカファームの経営・労務事件簿

農業経営に必須 一からのHPづくり

今回のキャスト
社長 藤田 匠
社労士 伝法院 千里

加工品の販売に意気上がるアルパカファーム。前年不振の二の舞はぜひとも避けたい。藤田社長はホームページ(HP)の作成と、その効果的な活用法を伝法院先生にアドバイスしてもらった。
伝法院 藤田社長、こんにちは。おお、瓶詰めされた商品がたくさんありますね! アルパカファームは、冬のオフシーズンも活気があっていいですね。
藤田 去年はあまり販売できなくて苦戦しましたが、今年は先生に教わって、いろいろと試してみようと思ってますので、加工品は去年より500個多い1500個作ってみました。
伝法院 それは責任重大ですね。今日は、まずホームページについて、お話をできればと思いますが、今はすでにHPはありますか?
藤田 今はHPは持っていないんです。なんでも、以前役所の人が取材に来て、市の農家を紹介するページでうちの農園のことを掲載してくれたので、インターネットでうちの農園の名前を検索してもらうとそのページが出てくるみたいなんですよ。電話番号も載っているし、わざわざHPをつくらなくてもいいかなと思っていたんですが、どうなんでしょうか?
伝法院 なるほど。確かに「アルパカファーム」で調べるとこの農園のことが書かれたページに飛びますね。ただ、理想で言うと「地域名+野菜名」「地域名+イベント名」といったような範囲で検索しても農園のページが出てくると、商品のマーケティングや求人における効果があります。その点を意識したHPをつくったほうが効果的と思いますね。
藤田 確かに去年はインターネットからの商品のお問い合わせはゼロだったもんなあ。せっかくだし、やってみます!
伝法院 それと、HPをつくる目的は、マーケティングだけではありません。確か社長、前回訪問した際(前月号)に新しく社員を雇いたいとおっしゃっていませんでしたか?
藤田 はい、去年なかなか売り上げが好調だったので、今年は一人雇用しようと思っています。そうか! HPをつくって、そのページ上で募集をかけるということですね。
伝法院 さすが社長、そのとおり。さらに詳しく言うと、ページ上で募集をすることも大事なのですが、もはやHPは「住所」と同じくらい「あって当たり前」のものなので、いくら求人してもHPがないと会社が信用されません。アルバイトならまだしも、正社員となると、その点は非常に重要になります。

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