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海外レポート

イタリア農業機械展(EIMA)の視察日記(後編)

イタリア農業機械展(EIMA)のレポート3回目は引き続き作業機を取り上げよう。ユニークなアイディア満載だったり実用的だったり、会場を歩いていると脳みそがワクワクする機械に遭遇した。一点一点について製作意図や実際の使用方法を聞いたわけではないので解説には程遠いが、話半分で読んでほしい。

独特な形状の土耕機群

訪問初日は部品メーカーのブースを堪能したが、翌2日目は午前中に土耕機を、午後にそのほかの各種作業機を見て回った。
なかには、この構造でどこまで土が起こせるのだろうか、ぜひ実演を見たいと思わせる土耕機があった。たとえば、タインが縦横に並ぶだけのシンプルなものは牽引式で動力要らずだ。ギザギザ形状のディスクが並んだMORO社のハローは、この展示会のお気に入りナンバーワンに格付けした土耕機である。一方、PTO駆動を利用したものに、クランク機構のスコップで掘るものがあった。スコップの形状をした刃をらせん状に配置し、ロータリーのように回転することで耕す仕組みである。
各社のブースにはロータリーやパワーハロー、ディスクハローの横に、こういった独自の発想力豊かな土耕機が並んでいる。ブースのセンターに配置していないのでヒット商品には至っていないようだが、高い技術力をアピールしていた。実演のリクエストがあれば、その土耕機を話題にしながら主軸商品の営業展開を期待できるのだろう。

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