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【ロブストス高垣の今日も一丁あがり】
老朽化した化成肥料プラントを必要最小限の時間で補修せよ! の巻
- 株式会社ロブストス 代表取締役社長 高垣達郎
- 第9回 2017年09月01日
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リスキーな一発勝負の仕事
日本全国どの業種でも直面しているのが設備の老朽化です。例えば農協さんのライスセンターもそうですね。トラクターも30年選手がゴロゴロしていて、駆動部を中心にさまざまな部品の修理依頼が届きます。そう、プラントも同様に傷んでいます。プラントの場合は何日も休ませられないので、稼働を止めずに修理しなければなりません。つまり、補修部品を事前に設計・製作しておいて、必要最小限の時間で溶接・組立するという、非常にリスキーな一発勝負の仕事が求められるわけです。絶対にミスできません。
今回は化成肥料メーカーの依頼を受けて、設計担当として補修チームに参加することになったんです。僕の仕事を信頼してくれた鉄工所からの「誰もやりたがらない『男のなかの男の仕事』を任せるよ」という熱い言葉にそそのかされて工場に放り込まれたわけですが、四の五の言わずにやってみましょう♪ 粉まみれでワケのわからない粉を吸いまくって、「大丈夫かな……」と思いながら自暴自棄気味にだんだんテンション上がってきて、プラント内に一人きりで高揚感に包まれながら撹拌スクリューとタンクの図面を描きました(笑)。
【今回の作業はコチラ】
(1)防護服と防塵マスクを装着する
(2)機能を理解し、新規で作る部品とそのまま生かす部品を決める
(3)ピローブロックなど付随する汎用部品を整理する
(4)寸法を測る
(5)後工程を考えながら設計する
工場が止まる日曜日にきちっと完了。サウナに寄って帰りました~♪
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高垣達郎 タカガキタツロウ
株式会社ロブストス
代表取締役社長
1984年アメリカ生まれ、東京都大田区の町工場街で育つ。2011年に(株)ロブストスを創業し、農林水産業機械のワンオフ対応を軸に、独自のサービスを構築。A-1グランプリ2011グランプリを受賞。群馬県を拠点に、機械メーカー・ディーラー・農協・農業生産法人など、全国的に取引を拡大している。
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