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【土門「辛」聞】
「コシBL」驚愕の入札結果 マーケットが向ける厳しい目
- 土門剛
- 第24回 2006年05月01日
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コシBLインパクト!!ゼロに近い「新潟コシ」の入札倍率
やっぱりというか、2005年産から新品種「コシヒカリBL」に一斉更新した新潟コシヒカリに「大異変」が起きている。7全国米穀取引・価格形成センター第10回(3月22日、23日)と第11回(4月20日、21日)入札で、新潟コシ一般に対する買い手の申込倍率がそれぞれ0.1しか付かなかった。売り手の販売数量に対し、申し込み数量がどれほどあるかを示す数字だ。これを反映して落札率も惨憺さんたんたる結果となった。
2回の入札で全農新潟県本部などが示した指標価格は1俵1万8301円。デビュー(第3回入札)から一貫して値段は崩していない。これに対しマーケットが下した評価は、米穀専門紙「週刊ライス・ビジネス」3月27日号の解説記事に凝縮されている。第10回入札を評して「新潟コシヒカリ絶不調」の見出しを使った。
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土門剛 ドモンタケシ
1947年大阪市生まれ。早稲田大学大学院法学研究科中退。農業や農協問題について規制緩和と国際化の視点からの論文を多数執筆している。主な著書に、『農協が倒産する日』(東洋経済新報社)、『農協大破産』(東洋経済新報社)、『よい農協―“自由化後”に生き残る戦略』(日本経済新聞社)、『コメと農協―「農業ビッグバン」が始まった』(日本経済新聞社)、『コメ開放決断の日―徹底検証 食管・農協・新政策』(日本経済新聞社)、『穀物メジャー』(共著/家の光協会)、『東京をどうする、日本をどうする』(通産省八幡和男氏と共著/講談社)、『新食糧法で日本のお米はこう変わる』(東洋経済新報社)などがある。大阪府米穀小売商業組合、「明日の米穀店を考える研究会」各委員を歴任。会員制のFAX情報誌も発行している。
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