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イベントレポート

有機物循環農法研究会(土を考える会)夏期研修会

この夏、有機物循環農法研究会(事務局農業技術通信社)夏季研修会が全国3カ所で開催された。各地の農業経営者が中心となり、スガノ農機の支援の元に、各トラクターメーカーがトラクターを提供する形で会が運営された。
東北支部


7月29日〜30日の2日間、岩手県盛岡市で東北支部有機物循環農法研究会(東北土を考える会)が行なわれ関係者を含む関東・東北の農業経営者が200名集まった。
東北土を考える会会長の日野杉雅彦氏は自ら農地を提供して、同氏が進めている乾田直播の技術について実演研修が行なわれた。

「収穫から始める土づくり」として2回目を迎える今回のテーマは「原点回帰と新技術にチャレンジ」というものだ。悪天候のため初日は思うように実演研修が進まなかったが、2日目は天候に恵まれ、サイドカッター・ロータリー溝堀・マニュアスプレッター・2Wayローター・スタブルカルチ・リバーシブルプラウ・バーチカルハロー・ローレックスローラー・レーザーレベラー・ドリル・真空播種機・カルチなどの最新技術が披露された。中には最低120馬力以上は必要なトラクターで動かす5連のリバーシブルプラウなどもあり、多くのトラクターメーカーの協力のもとに実演が行なわれた。また宮城県登米市に在住の日本で唯一現役で馬耕を行なっている只野仁夫氏を招き、日本農業の原点でもある馬耕の実演も披露された。

経営実践発表としては、岩手県岩手郡のいきいき農業(三浦正美代表)、弊社新刊『Agrizm』でも取り上げられた青森県藤崎町のナリミツ農園(成田康平代表)や山形県庄内市の(有)米シスト庄内(佐藤彰一代表)の方がそれぞれの経営概況や目標を語り、集まった生産者との意見交換が行なわれた。

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