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【エコファーム・アサノ 脳業発想力】
イタリア料理に花鳥風月
- エコファーム・アサノ オーナー 浅野悦男
- 第4回 2009年09月01日
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ここ最近のマスコミときたら、芸能界の薬物問題で大騒ぎだな。のりピーの事件なんて誰も予想していなかっただろうね。普通は「まさか」と思うけどよ、ああいう業界はその「まさか」の人がやるんだよ。さもやっていそうな奴は逆にやってないの。だってそんなのわかりやすくて、すぐにバレちゃうじゃんよ。
料理だって似たようなもんよ。誰もが知っている食材で、誰もが知っている料理を作っても、なんの驚きもないだろ? だってそこには「まさか」がないじゃんよ。
たとえば肉料理にしても、肉を肉と思ってっからダメなの。あれは肉じゃないって思った瞬間から新しい発想ができるんだよ。そうすっと肉を使ったスイーツがあってもいいわけよ。スイーツって名前が付いただけで女の子は好きじゃん。「うわー。お肉のスイーツだ」ってよ。そしたら新しい市場開拓ができるかもしれねえじゃんよ。
それでこの前、とある花卉農家がうちに視察に来たのね。本人は「最近は花が売れなくて困ってます」って言うんだけどさ、そんなの売れねえ花を作ってるからなんだよ。そもそも花は見るもんだと思ってるでしょ。なんで花を見るのよ。見るだけの花なら、世の中に当たり前にあるじゃん。当たり前にあるから安いんじゃん。
だから俺の場合は、食用の花を作ってシェフに提案している。今でこそ花を使うレストランは増えてきたけど、俺が提案し始めた4年くらい前は珍しかったんだよ。野菜の場合、どうしてもカットされた状態で皿に盛られちゃうだろ? そのまま加工されずに食べる人に楽しんでもらえる食材は何かって考えたときに、花ならいいんじゃねえかなって思ったの。
料理だって似たようなもんよ。誰もが知っている食材で、誰もが知っている料理を作っても、なんの驚きもないだろ? だってそこには「まさか」がないじゃんよ。
たとえば肉料理にしても、肉を肉と思ってっからダメなの。あれは肉じゃないって思った瞬間から新しい発想ができるんだよ。そうすっと肉を使ったスイーツがあってもいいわけよ。スイーツって名前が付いただけで女の子は好きじゃん。「うわー。お肉のスイーツだ」ってよ。そしたら新しい市場開拓ができるかもしれねえじゃんよ。
それでこの前、とある花卉農家がうちに視察に来たのね。本人は「最近は花が売れなくて困ってます」って言うんだけどさ、そんなの売れねえ花を作ってるからなんだよ。そもそも花は見るもんだと思ってるでしょ。なんで花を見るのよ。見るだけの花なら、世の中に当たり前にあるじゃん。当たり前にあるから安いんじゃん。
だから俺の場合は、食用の花を作ってシェフに提案している。今でこそ花を使うレストランは増えてきたけど、俺が提案し始めた4年くらい前は珍しかったんだよ。野菜の場合、どうしてもカットされた状態で皿に盛られちゃうだろ? そのまま加工されずに食べる人に楽しんでもらえる食材は何かって考えたときに、花ならいいんじゃねえかなって思ったの。
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浅野悦男 アサノエツオ
エコファーム・アサノ
オーナー
1944年生まれ。千葉県八街市の「エコファーム・アサノ」オーナー。2.5haの圃場で100品目を超える西洋野菜を栽培し、全国のレストランに販売する。ユニークな発想から生み出されるメニュー提案が、イタリアンやフレンチなどレストラン関係者の注目を集め、取引先のシェフたちが「農場参り」を行なっている。
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