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高橋がなりのアグリの猫

できない理由を見つけて、安心しているんだよ!


 僕が毎日のように弟子(社員)たちに叱りながら発している言葉のひとつに「できない理由を見つけて、安心しているんだよ!」があります。できない理由がないなら、そんな仕事をしても二束三文の評価しか得られません。できない要因を潰していきながら、できたときに初めて他人様は評価してくれるんですから。

 人として生まれてきた以上は、自分しかできない仕事がしたいはずじゃないのかな?その発想があれば、できない要因が見つかったときにニコッと笑うはずなんですよね。だってライバルと差をつけるチャンスなんですもん。マラソンで30d地点から始まる上り坂を利用して、自分も苦しいんだけれども集団から抜け出すためにスパートをかけるようなものですね。

 日本が裕福になって、普通に生きていれば幸せに長生きできる世の中になり、集団の中にいることを人生の目標にする“負けない人生を目指している人”が増えてしまったようです。その人たちの最大の特徴は集団のペースが遅くなることを望んでいます。みんながペースを上げることのできない理由があって、みんなで遅く走れば楽をしても負けないので、ペースを上げようとする人間を非難する習性があります。

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