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80%以上
2010年は抗酸化機能食品にとって大きな節目になりそうだ。
EUでは、共通の栄養・健康強調表示(ヘルスクレーム)のリスト化に向けて、各国が検証した事例を欧州食品安全機関(EFSA)へ提出し、EFSAが審査した結果明確な科学的根拠があると保証されるものを「EFSA承認ヘルスクレーム」としてポジティブリストに公表する。栄養クレームは「低脂肪」
などのように食品に含まれる栄養の特徴を説明する表示のことで、健康クレームは「○○はコレステロールを下げる」など、健康に良い影響を与えるという表示だ。
EFSAは4000以上の健康強調表示を受け付けており、当初は2010年までだった審査を2011年まで継続している。まだ3000以上が残っているが、これまで80%以上が却下されているという厳しさだ(日本でトクホとして認められたカルピス社のアミールでさえ却下)。2月25日の発表では、各国から多数寄せられた抗酸化物質についても「抗酸化機能が高いからといって人体で生理的に効果があるという根拠はない」とバッサリ。
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松田恭子 マツダキョウコ
(株)結アソシエイト
代表取締役
日本能率協会総合研究所で公共系地域計画コンサルタントとして10年間勤務後、東京農業大学国際食糧情報学科助手を経て農業コンサルタントとして独立。実需者と生産者の連携の仕組みづくりや産地ブランド戦略を支援している。日本政策金融公庫農業経営上級アドバイザー試験合格者。(株)結アソシエイト代表取締役。
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