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世界の農業機械・資材トレンド

南アフリカ、フィンランド、オランダ、オーストラリア、米国


南アフリカ 旧ソ連製トラクタが南アフリカへ

 ベラルーシ共和国が、世界のトラクタ市場で侮れない存在だという事実はあまり知られていない。しかし、統計数値を見れば、それは明らかだ。

 1946年、戦後の廃墟だったミンスク市に製造工場が建てられてから、これまでに製造されたトラクタは300万台。そのうち50万台が100カ国以上に輸出されている。現在、世界中で約100社がトラクタを製造しているが、市場の96%を占めているのは上位8社で、その中にベラルーシも含まれている。

 製品仕様は初期のユニットより遥かに洗練されてきてはいるが、西欧諸国のモデルと比較すると、やはり質実剛健といった感じだ。しかし、その質実剛健さがアフリカの農業経営者には、これから歓迎されるかもしれない。

 販売するヴァリクイップ社もこの点に着目している。ロシアや東欧の厳しい環境に耐えた実績が知られるようになれば、南アフリカに最適のモデルと認知されるはずという目論見だ。

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