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俺も去年で65歳になったから、改めて介護保険の徴収通知がきたけど、冗談じゃねえと思ってる。別に俺が頼んだわけでもねえのに役人の都合で勝手に制度を作りやがって、それで保険料をいただきますって話だろ。本当に年寄りのための制度ならいいけど、利権で甘い汁を吸う奴がいるに決まってるじゃん。こんなもん俺は認めねえぞって今度八街市役所に言いに行こうかと考えてるよ。
だいたいいまの社会ってのは、年寄りは優しく介護するなんて前提で物事を考えてるからダメなの。そんでどっかの介護施設に閉じ込めて、みんな面倒見てやるから何もしなくていいですよっていうでしょ。だけどその状態になったら、もう社会には戻れねえじゃん。一方通行の袋小路で、何も生産せずにただ年金を消費するだけ。そんな毎日が楽しいわけねえじゃんよ。
ひとりの人間として今日一日が楽しかったとか、明日も楽しいことが起きるとか、そういうことがあるから毎日ワクワクするんじゃん。介護を受けることになって医療のおかげでただ生命が続いたとしても、それで社会保障費が膨らんで若い人が苦しんだら共倒れじゃんよ。俺から言わせりゃ年寄りだって自分で生きていける能力のない奴はさっさと死んじまったほうがいいのよ。
だからなんで日本は早く安楽死法を作らねえのかな。だってそうでなくたっていまの日本は自殺者が増えてんだよ。死にてえ奴に死ぬなって言ってもしょうがねえんだもん。だったらハタに迷惑かけねえように楽に死んだらいいじゃん。年寄りが死のうが、病気を持った者が死のうが、それはどうでもいいの。身体障害者だって、以前どっかの市長さんが「助けなくていいものを助けるから社会的な費用負担が重荷になる」って趣旨の発言をしたよな。そのときに反発した人もいるけど、その市長さんの考えだって一理あると思わない? だって面倒を見てもらってる本人が本当に幸せかっていったら、そうじゃないかもしれねえじゃん。
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浅野悦男
エコファーム・アサノ
1944年千葉県八街町(現八街市)生まれ。農業高校中退後、17歳で就農。その後、麦・落花生・サツマイモ中心の経営から野菜へと転換した。現在は高品質な西洋野菜を100種類以上作り、各地のレストラン向けに販売。シェフたちとのメニュー作り、新たな食材作りにも取り組む。本誌35号農業経営者ルポに登場。【経営データ】●面積/畑地2.5haで100品種を超える西洋野菜を栽培。●労働構成/夫婦と甥の3名。●取引先/全国100店舗以上のレストランに直販。
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