記事閲覧
※
今年から新しい作物の契約栽培に挑戦する。私も作ったことのない作物だが、経験もない社員がその生産技術の研究に取り組み、実績ができる前から栽培ノウハウの蓄積方法をシステム化する方法を検討している。考えてみれば、今の経営の柱になっている3品目、ケール、ジャガイモ、デントコーンのいずれも、親父も私も経験がないものばかりだった。それがいまでは、蓄積されたノウハウをもとに、入社初日の社員がその生産の一端を担い、半年後、1年後、自分がその作物でどんな役割を担い、翌年に入ってくる社員に何を教えることになるかまで、見通せるような環境が整いつつある。
しっかりレールを作れば電車は目的地まで走っていく。企業でも同じだ。人材にレールを敷いてやれば、必ず経営者の視点に向かって進んでいく。
会員の方はここからログイン
坂上隆 サカウエタカシ
農業生産法人 株式会社さかうえ
社長
1968年鹿児島県生まれ。24歳で就農。コンビニおでん用ダイコンの契約栽培拡大を通して、98年から生産工程・投資・予算管理の「見える化」に着手。これを進化させたIT活用による工程管理システム開発に数千万円単位で投資し続けている。現在、150haの作付面積で、青汁用ケール、ポテトチップ用ジャガイモ、焼酎用サツマイモなどを生産、提携メーカーへ全量出荷する。「契約数量・品質・納期は完全100%遵守」がポリシー。03年、500馬力のコーンハーベスタ購入に自己資金3000万円を投下し、トウモロコシ事業に参入。コーンサイレージ製造販売とデントコーン受託生産管理を組み合わせた畜産ソリューションを日本で初めて事業化。売上高2億7000万円。08年から食品加工事業に進出。剣道7段。
坂上隆の幸せを見える化する農業ビジネス
ランキング
WHAT'S NEW
- 有料会員申し込み受付終了のお知らせ
- (2024/03/05)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2023/07/26)
- 年末年始休業のお知らせ
- (2022/12/23)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2022/07/28)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2021/08/10)