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【ちょっとちがうぜ中国で農業】
放射線照射分析という障壁
- 土下信人
- 第66回 2010年07月30日
- 価格:100円
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放射線で食品を殺菌
中国から見ると日本は奇妙な国である。農業と食品行政にゆがみを作り出す保護政策、過剰なガードにしか見えない農薬のポジティブリスト制度、中国から輸出された農薬入り餃子事件の際に見られた、おもしろがっているかのようなマスコミの反応など、おかしなことだらけだ。放射線照射食品に対する日本の対応についても解せないことがある。
放射線照射は、香辛料や乾燥野菜に付着した大腸菌などの体内への侵入を抑制する目的で行なうものだ。製品をいためることもなく、安価で済むという画期的な技術でもある。
それゆえ香辛料への放射線照射は、米国、カナダ、EU加盟国、オーストラリア、ニュージーランド、韓国、中国など46カ国で認められている。特に中国は、アジアで生産される放射線照射食品の80%を生産しているといわれるほどの放射線大国だ。
日本ではジャガイモに限り放射線殺菌が認められているものの、被爆国ということもあって、香辛料や乾燥野菜などでは認められていない。検査による取り締まりも行なわれており、2008年11月には、中国が日本に輸出したトウガラシに放射線照射の痕跡があると、食品衛生法違反で摘発したこともある。農産物が残留放射線のない状態で出荷されても、照射によってできる成分から使用の有無を判定できる技術が開発され、検知できるようになったためだ。
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土下信人 ツチシタノブヒト
1949年愛知県生まれ。95年、沖縄で(有)土下を設立。組織培養技術を活用した苗生産・販売を中心とした農業のコンサルタント業務を開始。上海で組織培養施設への指導を行ない、2003年同地で組織培養会社、上海百奥微繁植物有限公司を設立。HP『大きな国で』を開設。
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