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オカルト農法探検隊

発育診断技術 その13

「発育診断技術(以下、発育診断)」は今回で最終回とさせていただきます。発育診断に関するすべての情報をお届けできたわけではありませんが、内容的にも切りがよく、発育診断の入門レベル程度はお届けできたので、筆者の役割は終えたと判断しました。

 「発育診断技術(以下、発育診断)」は今回で最終回とさせていただきます。発育診断に関するすべての情報をお届けできたわけではありませんが、内容的にも切りがよく、発育診断の入門レベル程度はお届けできたので、筆者の役割は終えたと判断しました。

 もともとこの連載は「植物と対話する!?」の番外編としてスタートしたものです。「作物の声」を聞くための具体的なツールとして「栄養週期理論(以下、栄週)」と「発育診断」をご紹介したところ、予想に反する反響があったため結局は13回も続けることになってしまいました。嬉しいことに、実際に「作物の声」を聞き取れるようになった(?)読者の方が少しずつですが増えている手応えを感じています。

 しかし、当連載の本来のテーマ「オカルト農法」から逸脱し続けているので、そろそろ原点に戻らなければと考えた次第です。最終回の今回は発育診断に関する簡単なまとめ、補足について説明します。


異常気象型の栽培技術!?

 発育診断をご紹介した主目的は「作物と対話する」ためのツールでした。が、実はもうひとつ大きな目的がありました。それは、毎年のように悪化し多発する、予測不可能な異常気象に対応するための技術として役立つのではないかと考えているからです。

 安定した気象条件が毎年続くならば、お天気任せの農業経営、土づくり任せの農業経営でも何の問題もないでしょう。しかし、今さら筆者が説明するまでもなく、ここ何年も平年通りが一切通用しない異常気象が続いています。今号の本誌ブックレビュー(54頁)にも異常気象に関連した書籍を紹介しましたが、異常気象が平常化している状況下では、作物の栽培環境も常に理想的な状態にはないということです。気象の異常な変化は、作物の発育も異常な方向に導いていきます。

 そして、やがて作物は発育の「歪み」を引き起こします。経営者には作物が発する歪みのサインをいち早く発見して、これを是正するための対応が求められます。発育診断は、作物の歪みを早期に発見することに役立ちます。そして、歪みの発見が早ければ早いほど、適切な対応が可能になります。

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