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イベントレポート

北海道土を考える会 夏期研修会 乾く圃場づくり 排水対策を見つめ直す 

7月8~9日に第34回北海道土を考える会の夏期研修会が開催された。8日に上富良野町の土の館で行われた現地検討会のテーマは「排水対策」と「複合作業機を利用した作業体系」。スガノ農機(株)よるパネルを用いた説明に加えて、農業経営者からの情報提供、大型トラクタと作業機による実演があり、140人ほどの参加者が熱心に耳を傾けた。
北海道土を考える会

昨年まで2年続けて天候障害、特にパターンの異なる降雨に悩まされた北海道地域。今年も春先は晴天が続かず、短い周期の降雨に見舞われ、圃場に入れない日が長かった。そこで求められるのは、雨が降っても乾く条件の圃場づくりと、限られた適期を逃さない作業体系を見直すことである。

雨水は縦方向と横方向に浸透する。

排水対策は、これまでと同じく「水みち」をいかに確保するかという課題である。さらに、近年増えているゲリラ豪雨対策には、表面水の排出の検討についても外せない要件となった。地中に浸透する前に表面を流れた水はくぼ地にたまり、作物が腐ってしまうケースもある。
来年の春作業を見つめた秋作業はどう行なったらいいのか、乾く前提の圃場づくりを実践するヒントを提供したい。

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