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【人生・農業リセット再出発】
日本人よ、自信を持て!
- 作家 元国際線乗務員 黒木安馬
- 第128回 2011年09月22日
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幕末に黒船でやって来て明治維新の始まりを告げたペリーは『日本遠征記』にこう書いた。「日本人の手工業者たちは、世界のどこにも劣らず熟練しているのに驚く。鎖国が終わればこの国をたちまち最も恵まれた国々と並ぶ水準まで押し上げるであろう……」。その観察は図星だった。戦艦にひれ伏すものと思い込んでいたのが、日本人はいそいそと黒船に乗り込んできて、様々の機器や船を計測して記録しはじめた。2カ月後にはすでに造船に着工、なんと翌年には国産初の洋式大型戦艦を造ってしまう。そして間もない日露戦争では、世界最強といわれたロシアのバルチック艦隊を撃沈、世界中を驚愕させる。
黒船に遡ること約300年、1543年に種子島には二挺の鉄砲を持ち込まれたが、島の八板金兵衛らが鉄砲鍛冶となって改良生産を始め、戦場の新兵器として導入することに成功。技術は格段に進歩し、すぐにオスマントルコなどに海外輸出、32年後には織田信長は鉄砲を多用した戦いで快進撃を展開する。種子島からわずか40年後の日本は、ヨーロッパ全土で生産する鉄砲の総数を上回る量産国になり、世界で最も精密で最も信頼性がある品質だと評価された。
明治天皇のヤシャ孫であり、慶應義塾大学講師の竹田恒泰氏から直接聞いた彼の理論だが、それには世界に類を見ない万世一系の天皇制が影響しているという。
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黒木安馬 クロキヤスマ
作家 元国際線乗務員
高校時に米国留学後、早稲田大学を経てJAL国際線客室乗務員として30年勤務。世界初の「カラオケ・フライト」や「1万メートル上空・北島三郎機上コンサート」などを実現させる。千葉の自宅は1300坪の山林を開墾してプール、テニスコート、コンサートホール等を手作りする。現在、(株)日本成功学会社長として自己啓発や社員教育で講演中。著書に『成「幸」学』(講談社)、『あなたの人格以上は売れない!』(プレジデント社)、『出過ぎる杭は打ちにくい!』(サンマーク出版)、『面白くなくちゃ人生じゃない!』(ロングセラーズ)、『リセット人生・再起動マニュアル』(ワニブックス)、『小説・球磨川』(上下巻・ワニブックス)などがある。 E-mail:yasuma@myad.jp URL:http://www.3percent-club.com
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