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【事業継承・新規起業ルポ】
人を喜ばせる食べ物の底力をビジネスセンスで生かし切る
- (有)月山パイロットファーム 代表取締役 相馬大
- 第6回 2004年11月01日
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しかし就職活動では迷った。「銀行や商社も受けて、内定をもらったりもしたんです。でも、いくつか面接を受けているうちに、あまりにも相手の組織が大きいと感じました。就職した組織を“肥え”にして、いずれ自分自身で何か始めようと思っているのに、これでは逆に自分が飲み込まれるのではないかと思って、やめました」
相馬氏が最終的に選んだ就職先は、生活クラブ生協という消費者団体だった。食料ビジネスをやろうにも、まずはエンドユーザーである消費者を知らなければ、どんなアイデアも出てこない。考えた末の就職先だった。
生活クラブ生協は、相馬氏の父・一広氏が経営していた(有)月山パイロットファームの最大の提携先でもある。
相馬氏が最終的に選んだ就職先は、生活クラブ生協という消費者団体だった。食料ビジネスをやろうにも、まずはエンドユーザーである消費者を知らなければ、どんなアイデアも出てこない。考えた末の就職先だった。
生身の消費者と接して食べ物の底力を知る
生活クラブ生協は、相馬氏の父・一広氏が経営していた(有)月山パイロットファームの最大の提携先でもある。
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相馬大 ソウマハジメ
(有)月山パイロットファーム
代表取締役
1972年生まれ。地元の高校卒業後、京都大学農学部を経て、生活クラブ生協(本部・東京都)に5年間勤務。2000年、月山パイロットファームに就職。2002年4月から同社代表取締役。約20haでバレイショ、枝豆など30品目以上を生産。加工品は漬物・冷凍野菜など約25種類を生産。年間販売額は約1億3800万円。正社員16名、パート雇用3名。祖母・両親と4人暮らし。
事業継承・新規起業ルポ
事業や産業は、その本質は変わらずとも、常に新たな展開がなされていく中で時代を越えて存続していく。特に、前進する事が困難となっている農業の世界には、それをなし得る新しい起業家たちの存在が不可欠だ。このコーナーでは、起業家としての精神を持ち、「暮らし」ではなく「経営」を引き継ごうとする後継者たち、あるいは新たに事業として農業を選んだ人たちをルポしていく。
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