ナビゲーションを飛ばす



記事閲覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加はてな
  • mixiチェック

北海道長沼発ヒール・ミヤイの憎まれ口通信

宮井的日本のこれから、農業のこれから


この生番組、『日本のこれから』では金髪・ブルーアイの女性外交官が出席されていた。番組終了後、彼女から「どうしてオーストラリアの離農奨励金を知っているのですか?」と聞かれた。私は「長沼の農家では700軒中、30軒ほどしか読まれていない日本経済新聞を10歳の時から読んでいるからです」と言い、昔オーストラリアで6か月ほど農業実習したこともあることを伝えた。本能のおもむくまま彼女に「この後、六本木にでも飲みに行きませんか?」とお誘いをした。残念ながら先約があるとのことで、名刺交換をして会場を去ることになり、けんもほろろな対応に半泣きの状態で北海道に帰ることになった。……が、その後、彼女から1週間ほどしてメールをいただき、「今度お会いいたしましょう」となった。年末、上京し麻布十番駅から5分ほどのところにある亡国大使館に赴いた。正直、何の用なのかわからなかったが、彼女と二人きりかと思ったら、同じく日本語ペラぺーラの若い男性外交官の3人で近くのそば定食2500円のランチをご馳走になり、2時間ほど日本農業の意見交換をした。当たり前ではあるが、外交官は日本のことをものすごく勉強していて、英訳ができていなかった品目横断的経営安定対策などの日本の農業制度についてもよく知っていた。また何とか藩の殿様はすごいだの、この500年の日本の農業についてウイキペディア並みにペラペラと単語が出てきました。男性外交官は当時の品目横断的経営安定対策のことをバッサリと「ヨーロッパのパクリですね」と言った。さらに「日本人って赤穂浪士が好きですね。でも仇討からは何の利益を得られませんよ、戦後我々が日本と仲良くできたのも、単なる勝者のおごりからではなく、経済を通じてこの環太平洋地域の戦後計画を見据えたからです。素晴らしいでしょ」と言い切った。自画自賛的のアングロ・サクソン的表現を理解しなければいけない必要性はTPPが迫れば迫るほど出てくるだろう。

関連記事

powered by weblio