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茂 耕作放棄地だけでなく、壮大な税金を使った土地改良だって、経営者がいなくて草ぼうぼうの所が沢山ある。我々にまかせてくれれば、無駄な税金を使うこともないんです。小さな農家に戸別所得補償なんかばらまいても無駄です。そんなことやるくらいなら我々がレベラーなどの機械を買うのに補助をつけるほうがずっと安上がりなんですよ。
昆 土地集積だって、困難だってことになってますけど、府県で家族経営で25~30haやっている人は当たり前にいますよ。
茂 国や県、町の担当者とも随分話してきたけれど、現場を見ないんですよね、彼らは。うちで一番ネックになっているのは、施設と機械の投資ですね。結局、設備とトラクタがあれば、いくらでもできます。
昆 行政には余計なことをしないで励ます政策をやってくださいと。条件が良かろうが悪かろうが、チャレンジする人が伸びるんです。
茂 ライスセンターを建てるところまでは頑張って、せがれに譲りますけど、まだトラクタには乗り続けますよ。
昆 ありがとうございました。
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橋本茂/橋本英介
有限会社 沼南ファーム
はしもと・しげる●1951年生まれ。千葉県立印旛高校を卒業後、親戚の建設会社で働き、大型特殊免許取得する。 20歳で就農。家族で野菜を生産し、都内へ行商に出ていた。35歳のときに旧沼南町鷲野谷農業機械利用組合を設立。その後、43歳で独立し、農業生産法人・有限会社・沼南ファームを設立。作業受託を含めて水稲80ha、小麦16.5ha。年商8,000万円。/はしもと・えいすけ●1974年生まれ。野球少年として育ち、野球部推薦で東京農業大学に進学する。卒業後、実業団野球選手として兵庫県尼崎市の株式会社田村コピー入社。1999年、野球を離れ、イトーヨーカ堂金町店にパート勤務。この間に物流の裏側を学び、2002年に28歳で就農。現在、9年目。2002年より道の駅しょうなん農産物直売所・株式会社ロータス取締役。
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