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海外レポート

農耕の源流エジプトを往く

農家なら一度はいってみたい農耕の源流―――エジプト。本誌イスラエル視察の帰りがけに一人、その農業現場を歩いてきた。来年予定しているエジプト視察ツアー企画のため、先遣隊としてである。まず訪れたのはエジプト北部のナイル川河口にあるデルタ(三角州)地帯。東西240kmに渡る世界最大級の三角州で、古代から続く肥沃な穀倉地帯である。 

第1回 ナイル川デルタ地帯

 エジプトは激動の時代を迎えている。昨年1月、首都カイロで革命が起こり、6月には7000年のエジプト史上はじめて国民が国家指導者を選ぶ選挙が行なわれたばかりだ。

 政治が流動化する中、エジプトの穀倉地帯――ナイル川デルタ地帯の農村では悠久の時を超えて、耕作し、遊牧する営みが続いていた。

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