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ゴールデンライスと言うお米をご存じだろうか? 外見は黄色と言うか、正しくゴールデンの色をした遺伝子組み換えのお米である。フィリピンでは、あと数年で一般栽培されるこのお米は、現地の貧困層に見られるビタミンA不足を解消すべく、このお米を食べればビタミンA不足にはならない救世主となるのだ。
どこかのアホーはきっと、「ビタミン剤でも飲んだ方が早いんじゃないの?」とでもツイッちゃうのだろうが、そのビタミン剤を買うことさえ大変な地域も存在し、普通に食するだけで健康が維持できるのだから、素晴らしいお米になりそうだ。
この開発には日本人をはじめ世界中の研究者が参加していて、あのモンサント、シンジェンタ、バイエルなどはIRRI(国際稲研究所)に特許の使用を無償供与していると聞く。その研究所では日本の品種、“日本晴”もクロス(品種の掛け合わせ)に使っていると話していた。あ~そういえば、つくばの研究所でもスギ花粉症緩和米のクロスにもやはり日本晴を使っていましたね。聞くところでは日本晴はスギ花粉症緩和の遺伝子を導入しやすいので、積極的に利用されているらしい。
ただ、さーこれからスギ花粉症緩和米をやろうと言う段階で、厚生労働省が文句を言い始めたらしい。“花粉症緩和米は医薬品に該当する”と判断したのだ。よって現在では、その医薬品としての臨床試験に必要なデータの収集をしなければならなくなってしまった。バカとアホーと負け組と変態野郎のケツの穴の清潔度検査の様なものだ。てめーらのケツはみんな汚いんだよ、と言う意味である。
バイオが普及して生き残った生産者が儲かって、国税の財務省がホクソエムのは理解できても、不耕起栽培で土壌流出がないと認められれば国土交通省が出て来るのか? いやまて、生産者の子供たちが今以上に学力が付いて、「日本はやっぱりおバカな国だった」と知られては困るので文部科学省がしゃしゃり出る? もしかして、みんなが守るべきものが違うことが分かって、防衛省が最後に物言いか? 結局は日本では日本晴系のスギ花粉症緩和米のみで、多くは海外で作られることになるのはだれの利益になるのか? まっ、どれにしても賢い選択ではなさそうだ。ほら、溜池山王当たりの治外法権からは「お前ら真性負け組のバカか? 書類や手続きだけでバイオが語れるのか? 本当は作れないし、運営できないんだろ、原子力発電所みたいに……」と間違いなく言われているだろう。続く。
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宮井能雅 ミヤイヨシマサ
西南農場
代表取締役
1958年3月、北海道長沼町生まれ。現在、同地で水田110haに麦50ha、大豆60haを作付けする。大学を1カ月で中退後、農業を継ぐ。子供時代から米国の農業に憧れ、後年、オーストラリアや米国での農業体験を通して、その思いをさらに強めていく。機械施設のほとんどは、米国のジョンディア代理店から直接購入。また、遺伝子組み換え大豆の栽培を自ら明かしたことで、反対派の批判の対象になっている。年商約1億円。
北海道長沼発ヒール宮井の憎まれ口通信
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