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人生・農業リセット再出発

想い描けないものは、実現しない!

「人間は今より3倍幸せになることが分からないと動こうとしない!」日露戦争直後のロシア革命で共産国家ソ連を樹立したレーニンは、農奴を立ち上がらせる時、革命成功後の幸福な生活イメージを具体的に説いて民衆を動かした。

 火炎瓶の学生デモ隊と機動隊の攻防の日本に見切りをつけてヨーロッパへ向かった大阪の男。シベリア鉄道に乗り、西ドイツのマインツへたどり着く。日本人ビジネスマンが多く、通訳のアルバイトのほか、ガイドも頻繁に頼まれるようになる。観光案内のパンフレットを作ってホテルのフロントに置かせてもらい、紹介料を払う。当時は1ドル360円、月に200万円も稼いだ。お客は満足、ホテルも喜び、自分も儲ける。皆がハッピーになる企画でないとビジネスは成立しない! 商売の基本を培った。そうした最中にあって世界50カ国以上を4年半、旅しながら学生生活を送った。

 帰国して旅行会社を設立すると、口コミで飛躍的に成長、ナンバーワンを目指して生産効率を上げた。成田開港に伴い、大型ジャンボ機で座席数や格安航空券も入手しやすくなり、事業は倍々ゲームで業界の風雲児となる。失敗者は1回の失敗で諦め、成功者は10回の成功でも次を夢見る。死ぬ時に後悔するのであれば、今すぐにもでもやってみよう! 自社便が大空を飛んでいるイメージを常に描き、2年後にSKYMARKを離陸させる。

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