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特集

農業を、ニッポンを変えるアイデアがここにある A-1グランプリ2012 入賞者のビジネスプラン



【ターゲット市場の環境】

●市場規模(規模と成長・将来性)

現在の国内に於ける榊流通は95%が中国産。国内で消費される榊のほとんどが中国をはじめとする海外で生産されているのが現状です。

元来日本の神様に祀るため地元の神聖な山々から榊を採ってきていました。採るときも、捧げる時も、お祓いの時も、感謝の心を持って神棚や神事に榊を使っていたということです。

海外の方々にその神道の御心が理解していただけるでしょうか? 榊というものはやはり日本人の手で日本人の心で神様へ祀るものであるべきだと私は考えます。

実際、東北地方の当社の主な納品先では大手ショッピングモールやホームセンターでも外国産に比べ3倍という価格差にもかかわらず国産榊の割合が年々増加しております。1度でも国産榊を買われたお客様は品質の良さに7割以上がリピーターとして購入されています。


●市場のニーズ(問題・課題)

日本には沢山の神道信者がいます。そのほかに会社経営者・農家・漁師など数多くの方々が榊を必要としています。しかしながらその生産地や販売流通を知る人はほとんどおりません。榊は見た目には国産と外国産の違いは分かりにくく、また食品でないため特別な表示規制もありません。海外からの船便は製造から販売店での陳列までに約30日間で特に夏季の劣化は激しく傷みます。

国内製造は販売店陳列まで約3日間。私たちは国産天然榊を取り扱います。生花製品は鮮度が命、消費者であるお客様は特にその違いを感じていただけるはずです。

また、これからは、消費者に対して国産品と外国産品の表示を明確に提示していくことも生産者である私たちにとっても重要な課題ととらえます。


【競合優位性】

● 新規性について

国産の榊事業は新規性という点では特別なものはございません。

榊の風習は日本古来2千年余りにわたる神道文化の一環であり私たちはその精神や伝統の継承が重要であると考えます。

●独創性について

私たちの独創性としては先ず地域の向上を考えていることです。


1.地域の雇用創出
2.荒廃が進む人工林の再生
3.地元企業や地権者保有の有価樹木の買い取り
4.地元の障がい者施設への業務委託または雇用推進

●私たちのセールスポイントやオリジナリティ

同業種との比較として挙げられる事は「榊の葉」を機械洗浄していることです。山で伐採された枝葉は全て1枚1枚榊浄機で洗っています。それにより他社に劣らない光沢のある綺麗な製品に仕上げていきます。私たちは現在、地元企業や団体組合のご協力とともに事業を推進しております。広域にわたる榊伐採契約を地元の鉄道会社様といただいております。

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