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●シキミ・ユーカリ
本榊等の苗木の植林育成では近年中に当社との出荷生産計画があり地元森林組合様の植樹から圃場提供まで多大な協力を頂戴しております。
この地元協賛型生産形態は互いにメリットがあり、経済的物質的な利益が発生します。
【収益モデル】
● これからの仕入先について
現在は自分を含めた自社人員で毎日伐採を行っているが、平成24年11月より山林所有者、森林組合の協力のもと、より広域の材料榊の購入や伐採契約を行っている。
● どの部分で収益を上げるのか
榊だけではなく、地域の山林産物を活かして販売アイテム、販路を拡大していきます。その一つには「地鎮祭での葉物などです。神社関係者、建設業、工務店は、地鎮祭などで使用する竹、榊、注連縄などを用意するのが容易なことではありません。
私たちは埼玉県の豊かな自然と土地柄を最大限に活かし地域の活性化につなげます。
また東京都という国内最大の榊消費地に作業所を設け、より新鮮で良質な製品をいち早くお届けいたします。
このような今までの榊事業にはない全く新しい製品アイテムや販売ルート、流通システムを構築し、より多くのお客様のご要望に応えていきます。
●アウトソーシングなどの生産に関わる状況
現状のアウトソーシングなどの生産については、委託生産先が2件。人員4人。
現在の利益率では自社生産よりもアウトソーシング生産が高利率。これからはアウトソーシングなどの生産を増加させていく。
【会場での質疑応答より】
――国内における榊のうち中国産が98%を占める中で、この市場を奪っていくために何があればいい、何をしなければいけないと考えているのか(橋本大二郎審査員)。
佐藤 食品ではないので表示規制は今のところない。ただし、イオングループなどではやっていただいているのだが、店頭では国産榊と中国産榊をしっかり表示してもらうと、やはり消費者は値段が2倍以上高くても国産榊を選んでいく傾向があり、実際に需要も伸びている。なので、そういった表示規制をできるようになればいいのではないかと思う。
――プレゼンテーションの中では、今後ビジネスを大きくしていくのに何をしていくのかが今ひとつ伝わらなかった。どういったことをやっていきたいのか、あらためてお聞きしたい(本間正義審査員)。
佐藤 当社の主力は作り榊だが、実はこれはどこの榊屋でも手がけている商品だったりする。そのため、今後は葬儀需要を念頭に置いた商品に注力していきたい。また先日、全国で8万社ある神社に対してDMを送った。注文翌日配送ができる旨を記したところ、かなり注文をいただけるようになった。神社であり、葬儀社といったところに直接収めることをしていきたいと思う。
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