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人生・農業リセット再出発

「泣こかい、飛ぼかい、泣こよか、ひっ飛べ!」

できない子、ダメな子なんていない! どんな子供も大きな可能性を秘めている。プロゴルファー・横峯さくらの伯父で、子供たちの天性の能力を引き出す保育園の横峯吉文さんに会いに鹿児島へ行ってきた。

 園児たちは運動場で白息を吐きながら元気よくトラックを走り、幼子から年長まで楽しくて仕方がない笑顔だ。背丈の2倍近い13段の跳び箱を次々に飛び越える。マット上で両手をつかない宙返りをこなす女児たち。男児たちは上半身裸で冷たい板の間に正座し、脱いだシャツを女児たちが畳んでいる。男児の名前が呼ばれ、レスリングが始まった。女の子は声援を送る。負けた男の子はしゃくり上げながら悔し涙をこぶしで拭いた。ゼロ歳児の教室は嬉しそうに先生とお絵描き。3~5歳児の教室はというと黒板の文章は高校の教室?と見間違うほど。「遊戯」「衣装」「発表会」「踊る」……幼児はノートに漢字で書き取っている。分厚い国語辞典も無造作に使う。読書記録を見たら1,674冊目とあり、5歳までに漢字交じりの2,000冊を全園児が読破するという。小さな両手の指を折り曲げながら数え、「9は7足す( )」など計算が並んでいる。計算練習はゲーム感覚で指を使い、次に進みたくなる仕掛けがある。自学自習の読み書きと計算は毎朝20分ずつ。10けた以上の数字が縦に10行も並んでいる珠算1級検定の練習帳も置いてある。卒園までに小学4年生レベルの教科書を修了する。先生がピアノを弾き始めると曲に合わせてピアニカの合奏を始める。楽譜なしの聴音、絶対音感のみで松山千春の難しい曲を見事に演奏。新曲も2日で覚える。

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