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勝ち組の今を眼前にTPP後の日本を憂う
米国における日本の落日を物語っており、これもTPP締結後の日本の金融業界のあろう姿であることは簡単に推測できる。じゃ、もう一度TPP反対って言うのか? そんな環境に対応できない10年後の日本人は中国銀行とでも取引してください。
事前に2日ほど時間を空けていたのでカルフォルニアの澄み切った青い空を楽しむことにした。行先は決めていなかったので当日の朝、インストラクターと相談してロングビーチ空港から北150マイルにある元ジョージ空軍基地を目指した。1時間30分ほどの飛行はB787並みのオートパイロット、TCAS(空中衝突防止装置)や地形を映し出すGPS装置で有名なガーミンG1000のデジタル最新機材で、以前と比べると楽な航法になった。失速訓練などの初期訓練に使えるのか疑問だったが、インストラクターは一言「何言っているんですか~ミヤイさん、最近はすべてデジタルですよ、目で計器を追うアナログ時代はもう終わりましたよ~」だって。元空軍の飛行場なので滑走路両端にアプローチライトはなかったが、気象条件が良いので問題なく着陸できた。
その後、同乗者と3人で1人あたり6ドルのランチをオーダーして20ドル札を渡した。おつりを確認すると19ドル以上あった。コレステロールたっぷりのKAMIKAZEバーガーを食べ終わり、「おつり多かったので返します、ちなみに私はマジメな日本人だから」と言った。カウンター内の黒人おばちゃんはそのお金をレジに入れると思いきや、調理場にいる別の2人の黒人おばちゃんたちに、「Save this for the employees account!」(訳はご想像の通りです)。あ~あ、道徳心のない奴らだ……。
TPP参加で、こうなることも覚悟しなければ、勝ち組の論理は学べそうにないかも。ところでハワイの話は? 次回のお楽しみと言うことです。
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宮井能雅 ミヤイヨシマサ
西南農場
代表取締役
1958年3月、北海道長沼町生まれ。現在、同地で水田110haに麦50ha、大豆60haを作付けする。大学を1カ月で中退後、農業を継ぐ。子供時代から米国の農業に憧れ、後年、オーストラリアや米国での農業体験を通して、その思いをさらに強めていく。機械施設のほとんどは、米国のジョンディア代理店から直接購入。また、遺伝子組み換え大豆の栽培を自ら明かしたことで、反対派の批判の対象になっている。年商約1億円。
北海道長沼発ヒール宮井の憎まれ口通信
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