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今月の数字

18%減 2013年4月生鮮野菜の輸入量の対前年比

日本経済新聞の報道によれば、中国で社会保障費なども含めた人件費がアジアの新興国のなかで最高水準となったそうだ。工場で働く従業員1人当たりの人件費は2009~12年の間に4,107ドルから6,734ドル(約68万3,500円)に64%上昇し、タイやマレーシアを上回った。

18%減

人件費高騰を受けて、これまで中国に集中してきた生産拠点を分散する動きが出てきている。カジュアル衣料のユニクロを展開するファーストリテイリングは、中国に代わる生産拠点として製造の一部をバングラデシュに移し、今後はミャンマーにシフトする。洋服の青山を展開する青山商事や無印良品の良品計画も、中国での生産の大幅な縮小を発表しており、3年後の同国生産比率をそれぞれ75%から50%へ、60%から50%へ下げる予定だ。こうした人件費の高騰は、中国の農業生産にも影響を与えており、生産コストが上昇しつつあるようだ。

しかし、農産物の輸入については工業製品と異なり、まだ中国に大きく依存しているのが現状だ。08年時点で「果実及び野菜」の輸入量は5,059千tであり、そのうち中国からのものが32.1%を占める。これに対し、12年は輸入量が5,835千t、そのうち中国からのものが33.7%を占めており、輸入量、割合ともに同国からの輸入は増加している。

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