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【今月の数字】
18%減 2013年4月生鮮野菜の輸入量の対前年比
- (株)結アソシエイト 代表取締役 松田恭子
- 第108回 2013年06月14日
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18%減
人件費高騰を受けて、これまで中国に集中してきた生産拠点を分散する動きが出てきている。カジュアル衣料のユニクロを展開するファーストリテイリングは、中国に代わる生産拠点として製造の一部をバングラデシュに移し、今後はミャンマーにシフトする。洋服の青山を展開する青山商事や無印良品の良品計画も、中国での生産の大幅な縮小を発表しており、3年後の同国生産比率をそれぞれ75%から50%へ、60%から50%へ下げる予定だ。こうした人件費の高騰は、中国の農業生産にも影響を与えており、生産コストが上昇しつつあるようだ。
しかし、農産物の輸入については工業製品と異なり、まだ中国に大きく依存しているのが現状だ。08年時点で「果実及び野菜」の輸入量は5,059千tであり、そのうち中国からのものが32.1%を占める。これに対し、12年は輸入量が5,835千t、そのうち中国からのものが33.7%を占めており、輸入量、割合ともに同国からの輸入は増加している。
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松田恭子 マツダキョウコ
(株)結アソシエイト
代表取締役
日本能率協会総合研究所で公共系地域計画コンサルタントとして10年間勤務後、東京農業大学国際食糧情報学科助手を経て農業コンサルタントとして独立。実需者と生産者の連携の仕組みづくりや産地ブランド戦略を支援している。日本政策金融公庫農業経営上級アドバイザー試験合格者。(株)結アソシエイト代表取締役。
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