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シリーズ水田農業イノベーション

特別編 水田での子実トウモロコシ生産の実際(前編)~柳原・盛川・宮川氏の経営実験の報告と提案~

本誌主催の「コンバイン収穫実演と水田での子実トウモロコシ生産に関する検討会」が10月30日、大潟村の(株)正八(宮川正和社長)の圃場と秋田県農業研修センターで開催された。本稿では、2013年度の子実トウモロコシ生産に取り組んだ柳原孝二氏、盛川周祐氏、宮川正和氏の様子を紹介する。検討会については後段で報告する。また、次号で国内生産確立と穀物としてのトウモロコシ国内自給の可能性と意義について述べてみたい。 本誌編集長 昆 吉則
この経営実験は、北海道長沼町の柳原孝二氏による「子実トウモロコシの国内生産」の発表が昨年12月に開催の「A―1グランプリ2012」でグランプリを受賞したことに始まった。柳原氏の発表を受けて本誌編集部では、それが水田農業経営の新たな可能性を提起するものであり、結果として我が国の水田農業経営のイノベーションに、ひいては現在100%輸入に依存している穀物としてのトウモロコシの国内自給にも結びつき得ると考えた。
そこで、本誌では柳原氏やそのトウモロコシを需要家として利用する兵庫県加古川市の養鶏生産者(株)オクノ(奥野克哉社長)の活動に呼応するとともに、北海道以上に多収を狙える府県での子実トウモロコシの生産を開始すべく、岩手県花巻市の盛川周祐氏と秋田県大潟村の宮川正和氏に、この取り組みに参加していただいた。生産したトウモロコシの需要家として肉牛肥育および養鶏を行なう読者にも協力をお願いした。
今年度の実績を踏まえて、本誌では農水省や各界にその意義を伝え、理想を持ってそれにチャレンジする農業経営者や畜産事業者の経営リスクを軽減するための政策提案をしていく。多くの地域での生産実績と成果を確認するために、来年度はより幅広い読者にこの取り組みに参加していただくことを要請していこうと思う。また、このプロジェクトを実施するために、パイオニアハイブレッドジャパン(株)(以下、パイオニア・竹下達夫社長)による技術指導や支援があることも併せて述べておく。

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